"碧雲蔵Shop"にて、"碧雲蔵"酒ラベルの書を書いたことによる感謝祭として、躍動感あふれる書の個展を開催。
今までとは一味違う雰囲気を感じてもらえるような企画となっています。
今「暮らすような旅」を提案する帯広市のHOTEL NUPKAが2021年4月15日に新規開業したワーケーション型のNUPKA Hanare。
その客室とラウンジをアートギャラリーに見立て、新作を展示しました。
旅の途上で十勝の風を感じてもらえたらという、「廊~KOHBUNDO」の企画です。
「十二支」や「兎」など干支にちなんだ作品から、前を向き、飛躍し向上する年への祈りを込めた「飛ぶ」「歩む」などの前衛書まで新作25点を展示。それぞれの文字が持つ形から着想を得て、筆と墨によってその表情を表現し、絵画と書との境界を行き来する作品が多い。
新年に相応しい新作の「寅」や「十二支」に加え、2021年12月までHOTEL NUPUKA Hanare全室に展示していた、十勝風土の表象を試みた作品群。それを一堂に展示し、十勝の風を感じるギャラリーにした。加えて、新しい試みとして、立体文字の作品も出品している。
今こそ、芸術の力を信じて筆を持つ。コロナ禍の閉塞感を破り前向きに進む思いを、多様な書と言葉で表現し、そして、ふるさと十勝の人々と自然との共存を象徴する「防風林」をモチーフとした作品も展示し、「共存」がもたらす平穏な時代の再来を願う個展としています。
自身の前衛書から着想を得て、そこに山頭火から引いた自由律俳句をしたためた作品群や、正月にふさわしく干支を題材とした「十二支」「春に集う~子~」、弥栄の願いにも通じる「上上吉上上」など、新作を中心とした個展となっています。